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タイトル名 |
フューリー(2014) |
レビュワー |
ユーカラさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2014-12-07 11:35:54 |
変更日時 |
2014-12-07 11:45:48 |
レビュー内容 |
つまるところ、ローガン・ラーマンのビルドゥングス・ロマンである。
聖書談義を採り入れ、良心的兵役拒否者や非戦闘員らを点描し、 砲弾や銃弾に弾き飛ばされる人体の即物的な描写へ執拗に拘りながら、 劇伴音楽からしても基調となるのは悲愴美やヒロイズムといったもの であり、ドラマもそこに収斂する。
単に仲が良いというだけではない危うさを秘めたチーム内の 一筋縄ではいかない人物関係描写や、 汚物・曇天・泥濘・血糊といった不浄の描写がこの監督の持ち味なのだろうことは 分かった。
会食シーンでの時計音、見張りシーンでの草木のざわめき、 次第に高まる砲弾の飛来音など、 静かな場面で緊張を演出する音使いはいい。
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