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タイトル名 |
十二人の怒れる男(1957) |
レビュワー |
takeseagullさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-08-15 21:18:09 |
変更日時 |
2004-08-16 05:11:35 |
レビュー内容 |
この作品は正直に言えばディテールをあまり憶えてなくて、観た時の感想としますが、やはり傑作には違いない。死刑制度や陪審員制度というのはそれだけでもうドラマ(『アラバマ物語』然り)ですよね。死刑なんてのは当時としては陪審員(気まぐれな人達)による"公開私刑"なワケで、疑わしくても縛り首。それが黒人被疑者となると"証拠"なんて慎ましやかなものなんて必要なくて、「殺した気がする」というインプレッションだけで判決となる場合だって多々あったような。だから現在の倫理観からすれば、(特に)死刑判決が予想できる場合は、少しでも疑わしきは罰せずであるべきなんだと、ヘンリー・フォンダは教えてくれているんじゃないかと。処刑の後でやり直しは利かないし。そういう意味では「インプレ判決」というイチモツを心に持っている面倒くさがりな陪審員をヘンリー・フォンダが言いくるめようとしている、と270の方が感じたとしても無理は無いかも知れません。 |
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