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タイトル名 |
テルマ&ルイーズ |
レビュワー |
哲学者さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-06-26 01:06:41 |
変更日時 |
2004-06-26 01:33:21 |
レビュー内容 |
二人が駆るオープンカーをロングで撮ったアリゾナ辺りの砂漠のショットが興味深かった。西部劇によく出てくるような奇岩の間をメタリックブルーのサンダーバード(?)が走り抜けて行く。いかにもアメリカ!な情景なんだけれど、でも、凄絶に美しかったことも確か。「ブレードランナー」でいかにもな近未来を見せてくれて、「ブラックレイン」でいかにもなJAPANを見せてくれたリドリー・スコットが、ここでいかにもなアメリカと女主義(←フェミニズムの訳です)をセットにして見せてくれる。観客の期待するステレオタイプの映像を、観客の期待以上に鮮やかに激しく描き出すこと「だけ」に成功したのだ、と考えれば、理念の底の浅さも説明はつくかも。それ「だけ」の映画だとしても、映像美の迫力には脱帽。 |
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