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タイトル名 |
富士山頂(1970) |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-04-11 23:44:41 |
変更日時 |
2013-04-11 23:44:41 |
レビュー内容 |
映像的には雄大で壮麗な富士山を思う存分魅せてくれて、言う事なしなのだが、物語的には、見終わった後に何か気持ちの乗らない感じがするのは、主人公の情熱の源が「業務命令」にあるからではないか?と思っている。 まあ、原作モノだし、その元も実話だしこんな事を言うのも何だが。 不可能と思われる大工事を成し遂げた工事関係者の話は、確かにすごいし、完成直後の台風に耐え抜いたのはジンとくる。だけど、「ウソでもいいから」その感動にふさわしい動機付けをして欲しい気がするのである。 当時としては、会社の指し示す方向に向けて頑張る人が、社会的にも立派な人として賞賛される社会だったのだから、仕方がないと言えば仕方がないが。
偉大な仕事の原動力が、義務感であってほしくない、という「非会社人間」の視点である。 でも、映画自体は面白かったですけどね。 |
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