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タイトル名 |
時をかける少女(2010) |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-07-18 01:06:37 |
変更日時 |
2020-03-02 16:26:14 |
レビュー内容 |
換骨奪胎というのだろうか?巧く作られていると思う。 今回、あるTVドラマの影響で、「失われた忘れじの想い」というテーマで知世ちゃん版を見直した勢いでこれも観てみたら、リメイクというより続編なのでびっくりした。 そして、知世ちゃん版で私が不満だった、「"真実の愛"と映画冒頭で示された、知世ちゃんの深町に対する思いが、全然納得できない」という問題が、今回、その部分が描かれていない事によって、却って問題なく受け入れる事ができたのが不思議、というか皮肉。そればかりか、薬学を専攻して、時間を飛び越える薬の研究を続けていたのを知って、「忘れじの想い」の強さに感動。
ところで、今回の時かけは、意識的に時間を越える話なので、前作のような「タイムリープの不思議」な感じがなくなった。母のメッセージを届けるという目的が付いた割には、あんまりそっちに熱心な感じがしないのは痛い所。でも今回の映画のキモは、涼太くんとの想いだから。 と、ここでふと思い出した。そういえば、昔「Wの悲劇」という映画がやはり原作を劇中劇に閉じ込めて、全く違う青春ドラマに仕立ててあった。あの頃は、観客はミステリなどではなく、薬師丸の青春ドラマを求めていて、作る側も原作本屋とのしがらみを乗り越え、それを成し遂げた。
ああっ!?今回の時かけも、この仲里依紗という少女のための映画だったのか。でも、そういう映画って、何故か魅力的だよね。 /*上記一行、2020.3.2変更*/ ……というレビューをさっき間違ってアニメ版の方に投稿してしまいました。 |
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