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タイトル名 |
太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-08-28 02:13:21 |
変更日時 |
2011-08-28 02:13:21 |
レビュー内容 |
大場大尉が頭のいい作戦将校だったのは判った。だが、民間人を置き去りにして、あくまで戦闘行為こそが軍人の本分と考えていたのが、空爆を見て戻って民間人を守るに至った感情の推移がイマイチ分かりにくい。というか、あの時一瞬にして宗旨替えをしたように見える。 あと、面白いっちゃあ、面白いんだけど唐沢の特殊部隊っぽいやつ、日本の軍隊としては型破りすぎて、マンガのようにリアリティに欠ける。大場大尉との関係もあやふや。でも、唐沢自身はよく頑張ったと思う。
将棋の話。あのアメリカの将校は、「日本の将棋は、チェスなどと違って、取った相手方の駒を、こちら側の戦力として使う。だから、「取られる」事を嫌う」と説明するが、この部分が分かりにくい。ましてや上官には絶対に伝わっていないと思う。 多分、アメリカ人は捕虜になった時点で、個人的に「ゲームセット」なんだろう。日本人はその後の生き様を考えてしまう。と言う事だと思うんだが。 その辺の所を、ストーリーに反映していれば、もっと良かったと思う。もっと「捕虜は虐殺されるのか」「虜囚はホントに辱めなのか」とか苦悩してほしい。せっかく、ドアを開けるように出入りしている、収容所の実態もあるのだし。
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