|
タイトル名 |
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-04-29 21:47:28 |
変更日時 |
2013-04-29 21:47:28 |
レビュー内容 |
スーパーマンが普遍的な正義の象徴とすると、キャプテン・アメリカはどこまで行ってもアメリカの象徴、しかも何と言っても彼は米軍人。我々他国の人間には、その辺がちょっと引っ掛かるところである。映画的にはストレートにドイツ軍を悪者にしてないし、日本人を日系アメリカ人として出しているのも、世界市場に向けた配慮なんだろう、などと余計な事を考えさせる。
普通の戦争で活躍させるヒーローが、あまりに超人すぎると間抜けな自己満足作品になってしまうので、主人公はちょっと身体能力の高い人どまり。決してビルを飛び越えたり弾丸を弾き返したりはしない。何でも防げる盾はあるけど、基本的には人間。そこが良いんでしょうなあ。 後に共闘する事になる他のヒーローと比べると、若干分が悪いけど。
せっかく主人公をリアルに作ったのに、敵ボスは絵に描いたようなアメコミ的キャラで、ちょっと残念。しかもコイツ、あんまり強くないし、その兵隊たちも強力な武器を持つわりに、弱すぎる。 それにしても、こいつと言い、今回見たハルクの敵といい、スパイダーマンの敵といい、アメコミの悪役って力を欲して化け物になるヤツ多すぎだな。世界一の力を持った国の人たちは、実は力を得る事に、恐怖心や罪悪感を抱いているのだろうか? |
|
Tolbie さんの 最近のクチコミ・感想
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーのレビュー一覧を見る
|