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タイトル名 |
風立ちぬ(2013) |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2014-07-13 01:14:27 |
変更日時 |
2014-07-13 01:14:27 |
レビュー内容 |
言ってしまえば病死離別ものだが、めったに恋愛映画など見ない自分には、そういうものの耐性がないというか、我ながら純真なのか、菜穂子と二郎の物語には落涙させられた。
また、一人の青年が夢を実現するにあたって、時代の風に乗らなくては術はない不運。今もそんなに変わらないのかもしれないが、戦争・軍都と結びついた夢は、呪われた夢だったのだろう。それでもそれに突き進んでゆく青年の情熱というものは、見ていてホント爽やかな気持ちになる。
ところで最初、なぜこの恋愛物語と、飛行機設計家の物語を繋げたのだろうと思っていたが、繋がりは「風」。少年と少女を出会わせた風と、青年の夢を羽ばたかせた風、それらを押し流した世の中の風、これらを清濁併せて描写するというのが、本作のテーマなのかもしれない。 しかし、やっぱりたおやかな情愛の物語と、空へのあこがれを結実する青年の話は、別々に見たかったというのがホンネ。
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