|
タイトル名 |
2300年未来への旅 |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2013-09-14 21:44:19 |
変更日時 |
2013-09-14 21:44:19 |
レビュー内容 |
生まれてくる子や、生き死にをコントロールする話というのは、あまたのSFで使われる古典的な設定のようだ。私もこれ、何かに似ているなと思った作品が幾つもあった。 こういう作品はもっぱら、何故こんな仕組みになってしまったのか?というところに重要な意味があったりするのが普通だと思うが、この作品はそれが全く描かれていない。 本来その謎解きとしてあるべき、外の世界がさらに謎(何故爺さんだけしかいない?)なので、なんというか憎むべき相手がいない、という感じ。そう、これを見て思い出した映画の台詞に「憎むべき相手が何なのか、より深く僕らは知らなくては」なんてのがあったのだが、この映画は敵が何なのかよく分からない。ただ漠然と管理者会は嫌だ!と言っているようにしか見えない。
30になった人間を抹殺して、人口を制御するのはまあいいとして、新たな人間はどうやって作っているのか?人口制御をする理由は何か?ドームに隔離するのは何故か? 誰か、教えて欲しいものだ。
ああ、そういえば、外の世界の爺さんと暮らしている猫達の話が、まんまキャッツなのには、びっくりした。T.S.エリオットって結構古い人だったんだな。あの平凡なネコがジェリクル・キャッツって…。 |
|
Tolbie さんの 最近のクチコミ・感想
2300年未来への旅のレビュー一覧を見る
|