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タイトル名 |
男はつらいよ |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-10-01 10:08:55 |
変更日時 |
2012-10-01 10:08:55 |
レビュー内容 |
モノクロから始まる導入部、公開時にリアルタイムで見た人たちは、当時の白黒のTV版を思い出しながら、見たのかなあ。
物語の始めこそ、状況説明的に描写が進むが、さくらのお見合いの席あたりの寅さんの「舌好調」ぶりは、今見るとイタイほど。見ているこちらが恥ずかしくなってきて、いたたまれない。当時はあれが、庶民感覚として受け入れられていたのだろう。 それにしても、志村喬、というか子を思う親の心は泣かせるなあ。寅さんじゃないけど、すっかり気持ち持ってかれる。 そして、寅さんの初フラれ。意外とあっさりしていて、ちょっと拍子抜けではある。
後に何十作と作られるシリーズの、ほぼ基本的な構造が、第一作目にして出来上がっていたことに驚いた。というより、何十作も見たくなるような、フォーマットを的確に作り上げたセンスに拍手、と言うべきか。 |
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