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タイトル名 |
地震列島 |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2012-01-24 09:46:12 |
変更日時 |
2012-01-24 09:46:12 |
レビュー内容 |
この映画が撮られた頃は、大地震が大都市をどのように襲うのか、見た者はいなかったので、何やらそこらじゅう爆発が起きて、宇宙人でも来襲してきたかのような描写なのは、ご愛嬌というべきか。 それでも、地球物理学者の人間ドラマによって、結構見応えのある物語になっている。あまりにも無防備な都市設計に対して、若い学者が警鐘の意味で「30日以内に直下型地震が来る」などと言ってしまうのは、ちょっと無茶だが、「東海地震だけを見ておれば良いというものではないでしょう」という言葉は、今にしてみれば重い。この映画では津波は描かれていないが、近年公開された災害映画でも同様のシチュエーションがあった、地下鉄に水が入り込んでくる描写が怖い。 離婚寸前の妻と地下に閉じ込められた学者は、英雄的な行為で皆を救い命を落とす。でも、他に待たせてる人がいるし、結果的にそっち側も旨く解決しそうとは言え、死んでメデタシにして欲しくはなかったとも感じた。つまり、パニック部分によって、なし崩し的に物語が幕を閉じた感が否めない。学者のその後の生き方を見たかった。或いは、反対の事を言うようだが、この「待たせてる人」の設定を無くして、シンプルに夫婦の話にしてしまうのも一考かも。 |
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