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タイトル名 |
美女と野獣(1946) |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2017-08-21 18:29:22 |
変更日時 |
2017-08-21 18:29:22 |
レビュー内容 |
ベルの周りの人間がビックリするほどクズで引く。シンデレラに出てきそうな意地悪な姉たちや、親の財産を借金のかたにする兄。野獣を殺してしまおうと発案する求婚者(これは仕方ないかもしれないが)。まあ、それはいいとして。
壁から出た手が燭台を持っていて人が歩くにつれそれが動くとか(しかもアレ、燭台を渡してくれたり出来るんですね!)、動き回る人を目で追う胸像とか、まるで舞台作品でお目にかかるような魔法の演出のイマジネーションが凄い。一方、兄の友人が野獣に変わる所や野獣が王子に変わるところ、ベルが瞬間移動するところなど映画ならではな表現もある。
物語的には、ベルが野獣に心惹かれるようになる経緯がちょっと納得しずらい。そこのところの感情移入が薄いので、野獣が王子に戻った後のベルの態度が「どこの馬の骨とも知れぬ王子」にただそれと判ってなびいているだけ風に映る。よく考えると、これはかなり大きな弱点かもしれない。
だけど魔法が溶けた王子が空を飛ぶのは変だよなあ。 |
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