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タイトル名 |
デビルマン |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2011-07-16 09:43:58 |
変更日時 |
2011-07-16 09:43:58 |
レビュー内容 |
さて、ワーストランキング4位の「期待の」デビルマン、最終的には良く期待に応えてくれた、という気がします。
ただし、戦争がおこる前あたりまでは、「仮面ライダー」のレベルを許容する心を以て観れば、フツーに観れます。いや、かなりお金かかってる感すら感じます。所々、ちょっとCG臭いところもありますが、そういう技術的な部分は、物語の出来がよければ、どうにでもなるものです。それと、原作への愛とか、リスペクトとかも、実はどーでも良かったりします。私には。精神論でモノが作れるわけじゃないですからね。しかし、この映画は東映の特撮映画なので、物語として「平成仮面ライダー」のノリで作られると困るなあ、と思っていたのです。が、スタッフはそういう系の人でないので、さすがにそれはないだろう、とも思っていました、実は。
まず、この物語の中で、明確に呼び分けられている、「デーモン」「サタン」「デビル(マン)」が、どう違って(または同じで)、どういう立場で、どうしたかったのか?まるでわかりません。どっかの地下から掘り出した、謎の生命体に合体されたのが、同じなのなら、デビルマンと他のデーモンの強さがあんなに違うのに、合点がいかないし、サタンは純粋種なのかどうか?もしそうだったら、何故、わざわざ生命体を掘り出したのか?とか、その起源とか、他の者たちとの関係がどうなのか?この異生物に対し、というかまずデビルマン自身、異形の者になった時点で自身のアイデンティティ的に、そのへん調べるでしょう、普通。
また、地球の何分の一かの規模で、闘いの破壊力の影響を及ぼしながら、打ち合った後に実に平和そうな浜辺があったり、女の子と少年が生き残っていたりするのも、なんでしょうね? あ、思い出した。シレーヌって何のために出てきたんでしょうね?そして、あの人は何?サタン?
と、色々と解らない所、というか解釈のとっかかりさえ見えない映画でしたが、実は人間が滅んだっぽい時点(最後の大決闘)で、私は興味を失いました。なにしろなんにも感情移入できないから、あの後どうなっても、全然OKでした。
最後に皆さん、何度も言うようですが、「仮面ライダー」に比べれば、まだマシで、2点はあげられますよ。
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