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タイトル名 |
アニー(1982) |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-08-08 02:52:48 |
変更日時 |
2011-08-08 02:52:48 |
レビュー内容 |
よく、役者の世界の話で、「動物と子供には勝てない」というような事を聞くが、まさしくこの映画は、アイリーン・クイーンという少女の勝利だ。特に「I Think I'm Gonna Like It Here」の時のアニーの表情は最高だ。また、当たり前のようだが、音楽が素晴らしい。ミュージカルの音楽というのは、世界における統一感が大事だと思っている。どの一曲を抜き出してみても、「アニー」の世界の中の一曲であることが明白に判る、という意味だ。「曲に署名がしてある」とでも言おうか。世界でミュージカルがたくさん作られているが、このレベルのものは実は、そう多くない。 物語は、ややもすると、金持ちのイヤラシさが感じられてしまいそうな、「孤児院の子をイメージ戦略で、招待する」はなし。でも、アニーの明るく前向きな性格と愛らしさで、劇中の人物だけでなく観客をも魅了してしまい、このイヤラシさもすぐに吹き飛ぶ。意地悪な先生にこき使われていた生活から一変、ただのゲストにいきなりサテンのシーツまで誂えてくれる、夢のような待遇、貧しい子のファンタジー。ファンタジーだからプンジャブの魔法も全然OKさっ!
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