|
タイトル名 |
橋(1959年/ベルンハルト・ヴィッキ監督) |
レビュワー |
どんぶり侍・剣道5級さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2006-06-03 21:12:25 |
変更日時 |
2006-06-03 21:12:25 |
レビュー内容 |
戦争を知らない子供が戦場に立つとこうなるんですね。ジギとカールの死の形相がとても恐ろしく、そこには名誉の戦死なんてものは存在しない、ただの犬死にという渇いた恐怖を覚えました。武器の扱い方すら間違える子供たちが、敵兵というよりも大人を相手に戦う。彼らは橋を守るという任務(その背景を知らないで)を果たすことに、執心する。この間、「お金があれば何でも買える」さんと「最初はグー、さいとうけん」さんの関係について、「お金で魂を売っているのは自分じゃないですか」さんが、功名心からの勇み足で、その世界からいなくなりました。それと同じように子供だからこそ、大人に認めてもらいたいという功名心がある。終盤の派手な銃撃・爆撃で、大人ですら尻尾を巻いて逃げるなかで彼らは…?という視点で初見したのが良かったのだと思います。自分の中では、戦争映画ベスト5に入っている映画です。 |
|
どんぶり侍・剣道5級 さんの 最近のクチコミ・感想
橋(1959年/ベルンハルト・ヴィッキ監督)のレビュー一覧を見る
|