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タイトル名 |
無宿 |
レビュワー |
青観さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2007-04-15 11:51:47 |
変更日時 |
2016-10-11 19:37:36 |
レビュー内容 |
高倉健と勝新太郎、二人の唯一の共演作品というだけで昔の日本映画ファンならそれだけでも見て損は無いし、見るに値する作品になっている。お互いがお互いの持ち味、魅力を上手く引き出している。二人が並ぶだけで絵になる。今の時代には無い男が男に惚れるそんな健さん事、高倉健と勝新太郎、二人が一人の女を助ける為に力を合わせる。助ける女がこれまた、梶芽衣子であるのだが、この女優の演技、眼の演技に男なら誰しもなんとかしてあげたくなるぐらい魅力的です。梶芽衣子を見ていると一度でいいから渥美清との共演、寅さんシリーズでのマドンナとしての梶芽衣子を見たかったと感じずにはいられなくなります。そんな中で作品の雰囲気がヨーロッパ映画的なのは、あの名作「冒険者」と似ているからで、この作品から伝わる昔の日本映画が持っているヨーロッパ映画と共通する文学的な匂い、そこに私は惹かれます。ラストの余韻も含めこういう映画がもっと見たいと思うし、作られたら良いのにと思う。 |
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