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タイトル名 |
薔薇の名前 |
レビュワー |
青観さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-01-04 11:29:12 |
変更日時 |
2010-01-04 11:29:12 |
レビュー内容 |
不気味!何しろ出てくる人物が不気味な奴ばかりです。それを更に醸し出しているのが如何にもヨーロッパ的な雰囲気を表現している素晴らしいセット、ハリウッドが得意とするようなCGなんかではない。CGなどでは体験することの出来ないほどのこの素晴らしいセット、修道院というこの如何にも何かがありそうな、起こりそうな雰囲気を感じさせるその舞台設定の見事さがあればこその映画であると言っても良いだろう!この映画は最近のアメリカの大作が好みの人には物足りないと感じるかもしれないが、私のようにヨーロッパ的な雰囲気、アメリカ映画にはない雰囲気を楽しみたい。そういう映画が好きな人には間違いなく楽しめる筈です。物語としの面白さも勿論ではあるが、何度も言うようにこの映画には雰囲気が感じられる。だから見ていても飽きるなんてことはない。見ていて何だか「犬神家の一族」を感じさせるストーリー展開、黙示録になぞられて起こる殺人という所からしてそっくりです。「犬神家の一族」は何度も見ているぐらいの私であるからして、嫌いなはずはなく、十分に楽しむことが出来た。欲を言えば暗い画面がずっと続く為に何が起こっているのか解りずらい所があったり、ユーモアという意味でもいまひとつではあるが作品の雰囲気、ミステリアスな中に見える人間ドラマとしての面白さなど色々考えさせられるので一度、見ただけでもう、良いや!という気分にはならない。それにしてもこの映画は本当にハゲ親父きり出てくる。ショーン・コネリーにしても良い歳の知り方、禿げ方していると思いました。最後に修道院て所では笑ってはいけなんだね。私には絶対に生活できません。笑いの無い人生なんて考えられません。だから、この映画に出てくる男達はどいつもこいつもあんな膨れ面しとるんだ! |
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