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タイトル名 |
探偵物語(1983) |
レビュワー |
青観さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-01-25 21:46:55 |
変更日時 |
2011-01-25 21:46:55 |
レビュー内容 |
薬師丸ひろ子の可愛さ、健気さ、そして、松田優作のかっこ良さあればこその映画であるとしか言えないぐらいの作品です。薬師丸ひろ子、単なる可愛いだけの今時の若手の女優と一応、言ってるような奴らとは明らかに違う。オーラといい、女優としての輝き、それを支える松田優作、探偵ものとしてのミステリーの解き方、強引なストーリー運び、二人が互いに愛を確かめ合うラストの空港でのシーン、恋愛ものにしようというものがあまりにも見え見えの展開、色んな意味で突っ込み所満載のこの映画、岸田今日子に対しての薬師丸ひろ子の放つ台詞がかなりブラックジョーク的な感じで恐い。財津一郎の喪服姿での女とのやりとりでの台詞がやたら笑えて仕方ない上にやたらとエロいなあと昔、見た時はこんなエロイ映画だったか?と久しぶりに見て思った。薬師丸ひろ子の「見ないで」にあの場面での松田優作の気持ちが同じ男としては解りすぎるぐらいで、とにかく男なら見ないでと言われたら見たくなるものである。映画としての出来栄えはけして、誉められたものではない。それでもこの映画を観ることが出来るのは薬師丸ひろ子と松田優作の二人だからこそである。他の俳優ではこうはならない。薬師丸ひろ子にとっては「Wの悲劇」が彼女の最高傑作だとすると一番、可愛いのはこの映画であるし、少なくとも「三丁目の夕日」が彼女の代表作品ではない。 |
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