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タイトル名 |
キートンの蒸気船 |
レビュワー |
青観さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2006-06-11 18:58:53 |
変更日時 |
2006-06-11 19:01:35 |
レビュー内容 |
キートンの映画の中にチャップリンがいた!この映画の中のキートンの見せるギャグの数々、例えば、恋人に会おうとして、頑固者の親父の眼を盗んで逃げ出そうとする時の仕草、その後、海に落ちる所のあのギャグなんて、どこかチャップリンの匂いを感じられずにはいられない。バスター・キートンの映画はチャップリンの映画と同じで、余計な台詞など一切、必要とせず、眼で見て、よく解る。映画は活動写真!この映画はサイレント映画なので、当然、音声も何もありません。しかし、音など全く必要としないぐらいの面白さです。余計な台詞、余計な説明など一切、省くことがどれだけ映画に必要か、大切なのかということをキートンはこの映画の中でもキートンならでは身体を張ってのアクションの数々と凄まじいギャグを交えて、思い切り笑わせ教えてくれてます。バスター・キートンがどれだけ凄い喜劇俳優なのかということがよく解ります。あの例のハリケーンによって飛ばされていくシーンの凄さは今時のCG多様の映画では見る事の出来ない素晴らしさ、そして、この映画、コメディでもあるけれど、父と子の人間ドラマとしても見る事が出来、また、とても素敵なラブストーリーとしても楽しめる仕上がりになっていて、これまた間違いなく傑作です。 |
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