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タイトル名 |
われに撃つ用意あり |
レビュワー |
青観さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2016-10-08 20:06:13 |
変更日時 |
2016-10-08 20:06:13 |
レビュー内容 |
映画において監督の力量でその作品の出来、不出来が決まる物もあれば、役者の演技と魅力で作品の出来、不出来が決まる物もある。そういう意味でこの作品は役者の演技と魅力で決まる作品である事は見ていて感じ取れる。ヤクザから逃げるベトベト人の女を助けるマスター、原田芳雄の人間臭さ、アウトローな男としての魅力はこの俳優ならではで、若くしてこの世を去った松田優作と何処か似た物感じずにはいられない。けして二枚目ではないし、何処か不器用な中に感じる男らしさ、そんな男を演じたら本当に上手いし、そういう男の役がよく似合う。ストーリーそのものはよくある日本の刑事物ぽく、さほど、新鮮味も感じられない。しかし、なんども言うように役者の魅力で見せる作品と言って良いぐらい、役者の演技、魅力で充満している。原田芳雄以外でも刑事役の蟹江敬三のかっこよさも印象に残る。印象に残ると言うと、新宿の街並み、歌舞伎町の色々な所にある店の看板を含めたギラギラしていて、犯罪都市の恐い雰囲気も印象に残る。映画のラストの暴動シーンに映画はその時の時代を映すと改めて感じる事が出来る。 |
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