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タイトル名 |
血と骨 |
レビュワー |
もりたろうさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-01-28 13:27:57 |
変更日時 |
2007-02-09 03:06:43 |
レビュー内容 |
◆『オールウェイズ三丁目の夕日』の対極にあり、『パッチギ!』を五倍に濃縮したのが本作品だと思います。◆オールウェイズでは、1950年代の富裕層を、本作品では最下層の在日朝鮮人の暮らしぶりを描いている(まあ一応金は持っていますが)。『パッチギ!』では青春要素も入っていたが、本作品は暴力、女、金と、かなり露骨にテーマを設定している。そしてそのどれもが、実際に起こっているかのようなリアルさがある。特に僕が驚いたのは、水に浸した新聞紙を、女の人の顔に押し当てて殺すシーン。ものすごくリアルだった。でかいインディアンが友達の顔に枕を押し当てて殺すシーンも見ましたが、それを上回る衝撃であった。本当に経験していなければ、このような考えは出てこないでしょう。◆本作品を見た上で考えなければいけないことは、当時このような状況が、この家族だけに限定して起こっていたのではないということだと思う。それをまざまざと見せ付けたこの映画に、僕は8点を献上したい。 |
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