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タイトル名 |
DEATH NOTE デスノート(2006) |
レビュワー |
もりたろうさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-06-28 13:12:00 |
変更日時 |
2006-06-28 13:18:35 |
レビュー内容 |
◆L役の人の演技が見たい、その一点だけで映画館に行きました。その点からすれば、僕はかなり満足です。デスノートのホームページを見ますと、「この人がLを!?」と思うほど別人でしたが、作品ではきちんとなりきっていてすごかった。◆肝心の内容ですが、みなさんおっしゃるとおり、ライトの性格がかなり違う。原作では冷徹でしたが、本作では恋人のことを考えたりしていて人間味があります。◆確かに、これは原作とは違います。でも原作と違うことそれ自体は悪くないと思います。問題なのは、その違う点を映画で十分に生かしきれてなかったことにあるのだと思うのです。◆たとえば、人を殺したことによるライトの罪悪感や心理的な葛藤といったものを、もう少しくわしく描くとか、「詩織ならわかってくれる」と冒頭で言っているわけだから、実際に詩織の前でノートを見せて人を殺し、それでもなお自分が間違っていないんだってことを説明する、それに対して詩織が反論する、といったディスカッションのシーンを入れるとか。ライトの人間味を加えたデスノートにしてもよかったと思う。◆その点をないがしろにしてしまい、単に善と悪の二項対立(それもあやふやだが)、ライトとLの頭脳バトルにしてしまったことが、僕のいまひとつ腑に落ちない点です。◆映画ならではの書き方をもうちょっと模索する余地があったと思うので6点を献上させていただきたい。とりあえず二作目も見ます。 |
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