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タイトル名 |
お葬式 |
レビュワー |
もりたろうさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-02-13 11:19:48 |
変更日時 |
2007-02-09 03:19:29 |
レビュー内容 |
◆菅井きんの最後の挨拶と火葬場の人の意見が良かったです。◆菅井きんはこれまで必死に感情を抑えていたが、最後の挨拶でこれからの生活について語るとき、悲しさや絶望があふれ出てきたのでしょう、表情は、みるからにくもっていき、声はかすれんばかりになってしまう。言葉と心情の乖離がひしひしと伝わってきたシーンでした。◆火葬場の人の話は貴重でした。火葬場で死体を焼く人って、原発で働く人や、屠場で働く人と同じくらいに社会から存在を抹殺されている職業だなと思いますし、そこに目をつけた伊丹監督は凄い。ルポライターの目を持っているとおもう。◆お葬式の過程を忠実に再現した分、山場などが作りにくく、全体的に平坦になってしまった気はしますが、それは自分が葬式についてよく知らないからで、きっと自分も喪主になって葬式についていろいろと経験していたのであれば、とても面白かったのではないかと思います。そういうわけで、自分の無知を悔やみながらも、また、無知で良かったという思いを含ませつつ、7点を献上させていただきたい。 |
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