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タイトル名 |
交渉人 真下正義 |
レビュワー |
ファイティングアイリッシュさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2006-10-01 06:06:49 |
変更日時 |
2006-10-01 06:06:49 |
レビュー内容 |
『踊る大走査線』の型を使って、アニメ映画『機動警察パトレイバー -The Movie- 』と洋画『交渉人』を混ぜて焼いたら盛大に失敗してしまいました、という映画。 交渉人と銘打っているのに、交渉の時間が非常に少なく、数少ない交渉時間でも真下は犯人に呑まれていて、最終的にはなしくずし的に勘で解決というひどさ。
欠点を挙げるなら、まず、せっかく盛り上げて、観客を引きこまれかけているところで出る「空気を読めない」ギャグ。話の腰をへし折ってくれて、観客の関心を逸らしている。 次に、登場人物のキャラの立て方。リアリティを付与したいのだろうが、それが中途半端でかえって薄っぺらく感じてしまい、犯人も含め、現実味がまったく感じられない。 カメラワークも凝りすぎていて鼻につくし、主役のユースケ・サンタマリアの演技も酷い。ユースケは真下正義ではなく、ユースケ・サンタマリアにしか見えない。 挙句の果てにオチが最悪。犯人はなんか知らないけど事件前に死んでて、なんか知らないけど最後には自殺?そんなので観客が納得するわけないだろう…。
そして何より、『交渉人』と銘打った知的なはずの映画の事件の謎解きのほとんどが勘というのはあまりにもひどすぎる。 犯人の居場所?勘。爆発の回数?勘。 『超能力刑事 真下正義(と仲間の超能力刑事達)』にすればよかったのに。 |
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