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タイトル名 |
仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) |
レビュワー |
ファイティングアイリッシュさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-11-26 21:04:40 |
変更日時 |
2006-11-26 21:07:41 |
レビュー内容 |
おもしろかったが、もう少しつめていれば・・・という、惜しい映画。
まず良い点。この映画には男のロマンが詰まっている。 ダルタニアンも死に装束としてかつての四銃士の服装を纏ったことや、命乞いをするよりも華々しく散るという精神、そして、散る前に剣をあわせるシーンには、男としてあこがれを感じた。そして剣をあわせる際にダルタニアンが、フィリップに加われと促すシーンはとても印象に残った。 また、背景となる王朝と貴族達、そして民衆の描き方にはリアリティを感じた。 アクションシーンも悪くない出来。
悪い点を述べれば、まずキャラクターはそれなりに立っているのだが、どうも扱いがぞんざい。 ダルタニアンが主人公のような扱われ方をしていたが、途中でフェードアウトして、そしてまた急にフェードインしてきた感じがするし、クリスティーヌはキーパーソンと思いきや、導入に使われただけであっけなくポイだし(笑) そしてなにより、脚本上の矛盾が気になった。 特に脚本家が扱いに困ったのか、ダルタニアンについてがひどい。どんな王でも忠誠を誓うと言っていたのに、先王の后と不貞をはたらいていた点。それは王家の血筋を絶やす最悪の背信行為でしょう・・・。 さらに、フィリップを身を挺してかばった件については、前半であれだけ超人的な身体能力を見せ付けたのに、素人であるルイが剣を何故身を挺して止められなかったのか、理解に苦しむ。 そしてディカプリオはさすが、ラズベリー賞を取るだけのことはある演技だった(笑)
それらの悪い点が本作に薄っぺらさを与えてしまっており、その点が本当に惜しい! もう少しタイトにつくっていれば・・・。 |
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