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タイトル名 |
告発のとき |
レビュワー |
ひで太郎さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2009-04-16 12:06:36 |
変更日時 |
2009-04-16 12:06:36 |
レビュー内容 |
宗教が世界を支配していた時代より、戦争は人殺しを公然と許される。 でも人を殺した事実は自責の念により、自分自身を苦しませる。 結果、正常な世界を見付けられず心を蝕み、壊していく。 人が道具を持ち、それを武器にしたときより、武器の発展は一つの方向性を持っている。 それは遠くから効果的にというもの。何故かというと人を殺したという実感を持たないで済むから。 正義をかざし、押し付け、地球の裏側に爆弾落とすよう決定した偉い方々は、書類と判子という最高の武器を持っている。 イラク戦争時に起きた実話を基にした映画であるが、展開は事件に巻き込まれた親子の翻弄される姿にワクワクドキドキのミステリー仕立てとなっている。 ラストではストーリー根底に隠されたアメリカの問題点や苦悩が浮き彫りになる。 こいつらが勝手におっ始めた戦争だけど、それに巻き込まれた親子の姿はやるせないものがある。
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