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タイトル名 |
私は貝になりたい(2008) |
レビュワー |
とっすぃさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-12-02 18:40:35 |
変更日時 |
2008-12-02 19:55:40 |
レビュー内容 |
ふむ。 まあ、戦争反対のメッセージはしっかり伝えてくるし、それ自体に全く異論はない。 けどなぁ、これどうなんだろ? 何度も何度もリバイバルするほどのストーリーなんだろうか? 確かに、健気に努力する夫婦に戦争がもたらした災禍はかくも残酷なものであった、という部分は理解するし、共感もするけれど、それだけで戦争というものを切り出して見せているとは思えない。 豊松&房江ってその場の勢いだけで生きてきただけに見えてイマイチ感情移入できないし、加えて中居&仲間が美しすぎ、POP過ぎるので、「落ち落ちて辿り着いた辺境での暮らし」感が全然伝わってこないのもツライ。 なんで豊松はあの時期に処刑されることになったのかって部分も分からない。 痛切な痛みや憤りを感じてしかるべき話なのに、「こいつら、ツイてないやっちゃなぁ」って思ってしまうのは何故なんだろう。 俺的には、佐野中将の主張の部分が一番泣けたし、最大のクライマックスだった。 ここはもっと「見せる」べき部分のはず。 憐憫の情だけで戦争を語るなかれ。 戦争は絶対に反対だ。 けれど、戦争になってしまったのなら負けてはいけない、負ける戦争をしてはいけない。 そう感じた映画だった。 きっとそれは製作者の意図とは違うだろう。 この映画はそういった意識の齟齬まで許容してくれているだろうか。 「これで泣かなきゃ人間じゃねぇ」って言われそうで、なんとも居心地が悪いなぁ(^^;
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