|
タイトル名 |
ティム・バートンのコープスブライド |
レビュワー |
レインさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-11-25 10:41:56 |
変更日時 |
2012-03-12 06:40:51 |
レビュー内容 |
「シザーハンズ」の妹、まさにそういう作品だ。 不運な花嫁の破れたヴェールを透して、実写ではアーティスティックな職人となりつつあるティム・バートンの本質が仄見える。 朽ちかけておよそ不気味な存在であるエミリーが観る者の心を惹きつける様は見事というしかない。 それも彼女が欲しくてたまらなかったものを手放すほどに大人になったからだろう。 名前のように似た、愚直な親の影響を受けていない「2人のヴィク」も魅力的で罪はないせいでいっそう切ない。 口下手のヴィクターが自分を表現し、2人の女性の心に触れるピアノも素敵だ。 月の光を受けて呪縛から解き放たれるエミリー。 青白い腕からは骨がのぞいていても、見惚れるほど美しい脚をした彼女はバートンの人魚姫かもしれない。 |
|
レイン さんの 最近のクチコミ・感想
ティム・バートンのコープスブライドのレビュー一覧を見る
|