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タイトル名 |
ラウンド・ミッドナイト |
レビュワー |
レインさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-07-05 07:00:03 |
変更日時 |
2011-07-11 15:52:53 |
レビュー内容 |
実在のサックス・プレイヤーが架空のプレイヤーを演じるジャズ映画。 タヴェルニエが60年代フランスに流出した米国ミュージシャンの中のピアニストをモデルに描く。 デクスター・ゴードンの棒読みと枯れ声に驚くも、役者ではないし慣れると味ともなり。 パリで酒びたりの彼を再びステージに立たせたデザイナー、フランシスの献身的な友情は得がたく、不安定でありながらどこか飄々とした雰囲気が「バード」とは違って重苦しさは少ない。 復帰後NYに戻って娘との会話、「歌詞は?」「音楽にかならずしも歌詞は必要ない」 歌と切り離せぬポップ・ミュージックしか聴かないであろう少女への返答は「インストゥルメンタルの演奏だけで、音楽そのもので感動を与えられるものでなければ」との思いがこめられて、同感。 ロネット・マッキーが歌う"HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON"は情緒あるが、彼には声も楽器、歌詞はムーディな飾りかもしれず、またそれでよいのだろうと思う。 |
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