みんなのシネマレビュー
桐島、部活やめるってよ - TK of the Worldさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 桐島、部活やめるってよ
レビュワー TK of the Worldさん
点数 10点
投稿日時 2012-10-22 00:30:04
変更日時 2012-10-22 02:21:08
レビュー内容
「高校」というコミュニティ内のリアルをエグすぎるくらいに描き出している。賛否両論になるのも当然で、鑑賞者が高校生当時に人気のランクにおいてどんな立ち位置だったかによってまさに本作品の感じ方は違ってくるからだ。
ちなみに桐島らしき男の描写は2回あるだけ。
しかし、僕がそこそこの公立共学高校に通ってた事もあり、本当にイタイくらいにリアルに感じましたね。まさにこの映画の描写が僕の高校の縮図(勢力図)そのものでした。なのでやたらツボりました。(何気に剣道部も体育会ながら下層として描かれているのが皮肉)
まあこの話の核は「一見華やかに見える人も実は悩みを抱えてるし、華やかでない人も実はその人なりに一生懸命自分のしたい事に取り組んでいる。誰しもが何かを抱えながらも、この辛い現実を生きていかねばならない」ってとこですかね。
非華やか組は自分の熱中できる事が明確ながらも、自分の限界に気づき自分を卑下したり、中心メンバーにやはり若干の嫉妬心も持っている。華やか組も「桐島」というスターとつるむ事でしか実は自分のステータスを保てておらず、その存在が消える事で自分の「軸」のなさをまざまざと気づかされ、苛立つ事しか出来ない。
ただ、かすみだけが中立で全てにうまく立ち回ることができていて、悩んでる描写がないんですよね。全て俯瞰して見れていて、一番精神的に大人でした。(悪く言えば腹黒い?)
あとは結局ラストの宏樹が全てでしょう。何にも本気じゃない自分、クラスの隅っこのオタク映画部の方がずっとしっかり生きているじゃないか、という事に気づきました。そんな中、夜遅くまでライトの下で愚直に練習を続ける野球部の描写が素晴らしい。
まあ思春期の悩みを描いているだけと言えばそれまでなんですけどね。あまりにありのままを描きだしてるもんだから、何か胸の内を真っ正面からこじあけられてる感じで結構複雑な気持ちにもなった。
ちなみにラストの桐島が電話に出ないシーンの解釈、「桐島は誰も眼中になかった」ってのはどうでしょうか。県選抜に選ばれたのに退部したのは受験の為で(竜汰の台詞)バレー部はハナから眼中にない(梨紗の台詞)、というか梨紗はもちろん宏樹も眼中にない。(彼女からの連絡もシカト、親友なのに相談せず退部、最後の電話も出ない)あの上位ランクの宏樹でさえ足元に及ばない、それほど圧倒的な最上層に君臨している…。
いかがでしょうか?
TK of the World さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2014-10-01幕末太陽傳87.70点
2014-09-18LUCY ルーシー85.53点
2014-09-12天使にラブ・ソングを・・・57.93点
2014-09-10ゴースト/ニューヨークの幻87.02点
2014-08-13仁義なき戦い57.48点
2014-08-03勝手にしやがれ86.37点
2014-07-29オー・ブラザー!56.48点
2014-06-06おくりびと87.04点
2014-06-06ビッグ・リボウスキ106.65点
2014-06-06アナと雪の女王86.66点
桐島、部活やめるってよのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS