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タイトル名 |
手紙(2006) |
レビュワー |
MIDさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2006-11-04 12:20:13 |
変更日時 |
2006-11-05 01:24:01 |
レビュー内容 |
今の生活がいつか壊れるかもしないと言う思いで生きて行く内は、そこでの幸せは本当の救いをもたらさない。
殺人犯の弟と言うことで受け続けた“差別”。ひたすら隠し逃げ回る事でしか為すすべを持たなかった直貴の“不当な差別”と言う思いに対して“差別は当然の事なんだ”と言う言葉から、この映画の伝えたかった想いが加速して行きます。
この杉浦直樹さんの出番までは、割と在り来たりの展開でTVの2時間ドラマみたいだったのが…、、、ヤられちゃいました。
一つ欲を言えば、直貴を影から支え続けた由美子のバックボーンについて、いきなりのセリフによる説明だけで終わらせないで、頭の方で匂わせつつ映像的なフォローも在ればもっと良かったかも。
コンプレックスを抱えて生きている人には是非勧めたい“元気の素”な映画です。
東野圭吾さんの本はよく読んでいるのですが、本作は未読。
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