|
タイトル名 |
オズの魔法使 |
レビュワー |
Akijiさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-10-29 11:06:27 |
変更日時 |
2005-10-29 11:06:27 |
レビュー内容 |
(決定的なネタバレを含みますので未見の方は絶対に読まないでください。) 案山子、ブリキのロボット、ライオンの3人が、自分にはないと思っていたものは、実はそれぞれが自分自身に一番望んでいるものだったのではないでしょうか。それはエンディングの通りそれぞれが既に持っていたものだったのでしょう。でも、自分に望んでいるものが大きすぎて既に所有していることに気がつかなかった。ということへの「気づき」を、映画を見ている人にもたらしてくれたことが、感動を呼んだのだと思います。 ドロシーにしても自分にとって必要なものはすべて自分の家の周りにあるということに気づきましたよね。足りないのはそういったものではなくて、ちょっとした辛抱だけだったのでしょう。それだけで、ほとんどの希望は叶うのかもしれません。 自分には足りないと思っているものは、実は自分が強く望んでいるもので、尚且つ高望みさえしなければある程度は既に持っているのかもしれないということへの「気づき」が物語という形で描かれているため説教臭くなくて、こころにスッと入ってくるところが、オズの魔法使いという作品を不朽の名作にしているのではないでしょうか。 |
|
Akiji さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付 | 邦題 | 点 | コメント | 平均点 |
---|
2005-10-29 | オズの魔法使 | 8 | ○ | 7.67点 |
オズの魔法使のレビュー一覧を見る
|