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タイトル名 |
カルラの歌 |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2005-10-29 10:36:20 |
変更日時 |
2006-12-22 18:43:41 |
レビュー内容 |
ケン・ローチとロバート・カーライルのコンビに惹かれて観た。ビデオのパッケージを見てある程度の覚悟はしていたが、社会派ケン・ローチ監督だけあって想像以上に政治色の濃い難しく重い内容だった。・・・前半は平和なグラスゴーでバスの運転手という一般市民の日常と恋など普通の生活を描き、一転後半では同時刻に起きている内戦状態のニカラグアを対照的に映し出す。誰もが無縁に思っていても現実に起きている過酷な状況を目の当たりにし胸に響く。多くの平和な観客はジョージ目線となり、死と隣接するニカラグアでカルラのことを知れば知るほど溝が深まり別世界の住人となっていくのを体験する。観賞後、我に帰って自分の人生を見つめ直したくなるような作品だ。正直、後半部は少々観るのが辛かった。 それから本作を観るにあたって、ニカラグアについての知識があれば良かったかもしれない。 |
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