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タイトル名 |
アメリカン・ギャングスター |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-02-05 18:13:34 |
変更日時 |
2008-02-05 18:13:34 |
レビュー内容 |
なかなか過激なシーンから導入し、これから凄いことが始まると予見させておいて、実話を基にただただ事の顛末をハイスピードで追って行きます。70年代のギャングを現代の速度で撮り、ついてこいとばかりにバンバン切り替わり動くカメラは軽快で疾走感に満ちていますが、目まぐるしく私の動体視力ではちょっとついていけません。例えばデンゼルとミス・プエルトリコの出会いのシーン。初対面で好意を示し握手した手を離さないのですが、握手のショットが全くなく言葉だけで簡単に処理されています。同様にボクシング会場で帽子が邪魔なら帽子が邪魔だと言い(コートを燃やしてしまうシーンは印象的ですが)、亡きボスの写真を飾りキング牧師と同じくらい尊敬していると説明させます。ボスにどんどん似てくる過程でしっかり描かれていないのです。またデンゼルに迫ってくるラッセルとの距離感がほとんどつかめません。なにせ教会の前に突如出現…ですからデンゼルは捕まったわけですが、ラッセル視点の時には獲物に近づいていく感じをもっと出して欲しかったです。 渋くきめたデンゼルとふっくら体型で善玉ぶりを演出した?ラッセルら俳優さんが良かっただけに、もっともっとと期待してしまいます。
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