|
タイトル名 |
ヒトラーの贋札 |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-08-07 18:36:01 |
変更日時 |
2009-08-07 18:36:01 |
レビュー内容 |
手ぶれ映像でいかにも実録風に淡々とした演出で見せてくれるのですが、やはりこういうのは映画として面白味がないと思ってしまいます。例えば、病気の仲間が射殺されてしまうシーンの緊張感の無さはどうでしょう。主人公にああいう形で目撃させているところを見ると、サスペンスの面を全く放棄している訳でもなさそうなので上手くいってないんじゃないかと。 ただ、ラストにもっと無惨にくたびれた同胞が現われるシーンはアッと言わせてくれます。それまで収容所外の世界をほとんど映していないので、どうしたって己の命が一番大事で、仲間の命を危険に晒す正義の人・ブルガーは身勝手に見えますが、壁が崩されたあの瞬間にまさに狭い世界から解放されブルガーの行動にも納得がいくのです。 |
|
ミスター・グレイ さんの 最近のクチコミ・感想
ヒトラーの贋札のレビュー一覧を見る
|