|
タイトル名 |
黒猫・白猫 |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-12-08 18:43:37 |
変更日時 |
2006-12-08 18:57:23 |
レビュー内容 |
〝禍福はあざなえる縄の如し〟で人生は幸と不幸のスパイラル。様々なコントラストを見せ陽気に面白おかしく大団円へと突き進むわけですが、そんなことよりとにかくエネルギッシュなのにただただ驚きます。そこら中に音楽が溢れ返りクレイジーなまでに踊りまくる。猫も交尾する。ブタも廃車を食べ尽くす。もはやストーリーには無関係でやりたい放題、映画が破綻してしまうのではと要らぬ心配してしまうほど人生の〝楽〟が画面いっぱいに詰め込まれています。それこそ生き返るのも当然なほど作品全編にわたって生命力が満ち溢れているのです。 監督は旧ユーゴスラビア・サラエボ出身だそうです。製作年当時って確かコソボ紛争があった頃ですよね(記憶曖昧なので間違っていたらごめんなさい)。現在はサラエボはボスニア・ヘルツェゴビナに、そしてセルビアモンテネグロも分裂。民族紛争の絶えぬ母国に根本的な生の尊さを訴えた作品なのかもしれません。 |
|
ミスター・グレイ さんの 最近のクチコミ・感想
黒猫・白猫のレビュー一覧を見る
|