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タイトル名 |
靴みがき |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-07-15 23:36:58 |
変更日時 |
2006-12-23 17:41:34 |
レビュー内容 |
未来ある真っ直ぐな子どもたちの物語なのに容赦無しにリアリズムに徹し、当時イタリア社会を襲った困窮の惨状を鮮烈に描いています。う~ん、あまりに悲劇的で観ていて辛くなりました。当然子ども社会だけではなく大人との決裂まで描かれているわけでして八方塞がりですよ。それに加えて馬が自由や希望の象徴のように思えるのに、それに手を伸ばしたがために絶望を味わわせるあたりが何とも残酷です。ホントもう最後のシーンは冷酷で遣る瀬無いですよ。本作や同じデ・シーカ監督の「自転車泥棒」や「ウンベルトD」を観ると、こんな状況には二度と陥ってはならないのだという痛烈なメッセージを感じます。個人的にはこれが一番辛いのですけどね。 |
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