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タイトル名 |
子供たちの王様 |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-05-19 17:31:30 |
変更日時 |
2006-12-30 15:38:56 |
レビュー内容 |
こういう作品を観ると教育について真剣に考えてしまいます。ただでさえ教育というものは正解なんてないから難しいのに未整備だと猶の事です。確かに最低限の知識を詰め込む事は大事かもしれませんが、教科書や辞書をそのまま書き写すのは教育とは違うと思います。しかし、ではあの環境下で何を教えれば良いのかと問われると答えに窮してしまいます。ですから主人公の最後のメッセージが胸に響きます。 実際の当時中国の実状や学校の授業風景は知らないけれど、この映画を観る限りでは酷いですね。生徒に教科書もなく唯一ある先生のもボロボロ、何度書いては消したか分らない黒板はかなり汚い。しかし、そんな世界でも子供たちの元気な姿や教室の隅々までされた落書き、主人公の笑顔や仲間たちの笑顔、王福の父親の笑顔などを見ていると人間のたくましさや温かさ素晴らしさが伝わってきます。
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