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タイトル名 |
レザボア・ドッグス |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2005-11-09 17:57:34 |
変更日時 |
2006-12-25 18:36:54 |
レビュー内容 |
マドンナの歌詞だけでは飽き足らずチップについても議論するアンサンブルキャストがイカした曲に乗って颯爽と行進するオープニング。いや~、これはもう初っ端から頭をガツンとやられてしまった感じ。黒の揃えのスーツにサングラス、音楽、個性的な登場人物、独特なセリフ回し、過激なバイオレンス描写、巧みなストーリー構成、ハイセンスなのでパクリもオマージュ・・・。タランティーノの異形の才気に圧倒されただただ脱帽するばかり。その上ただのクールで面白いだけの映画ではなく、そこには今や廃れてしまった男のアッツ~イ仁義が描かれている。ハチャメチャやっといて最後にハーベイ・カイテルとティム・ロスの切ないやりとりを持ってくるところが憎い。暴力的にもかかわらずタランティーノ時代到来も納得の作品。……これは後々聞いた話だがアメリカ人には、黙せば助かる可能性があったオレンジが警官だと告白する気持ちが理解し難い?らしい。タランティーノは米国のインタビューで「あの二人はオカマだったのか?」と聞かれ「男のロマンがわかってない!」と立腹したんだとか。確かに東洋的精神なのかもしれませんが、この命を掛け合った裏切れぬ友情は確固たる男のロマンですね。日本人の私はしかと受け取りましたぞ!さすがは東洋好きのタランティーノですな。 |
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