|
タイトル名 |
老人と海(1958) |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2006-03-14 18:01:44 |
変更日時 |
2006-03-14 18:08:13 |
レビュー内容 |
私事ですが『老人と海』はその手頃な厚さから学生時代の読書感想文で度々登場していただいた作品であり、おのずと思い入れがあるのです。それで本作も鑑賞したのですが、やはり映画化する必要性があったのか疑問に思ってしまいますね。技術的な問題ですが、何より海の広大さが感じられなかったです。そのせいかたった一人で戦う老人という感じがしませんでした。そうかと思えばやたらにリアルなサメが登場するので余計に合成部分が目立ってしまいます。時代を考慮すれば仕方のない事と思いますが、数年ほど前には同じ海洋文学ものの『白鯨』が映画化されていて、こちらは壮大な雰囲気が出ていました。制作費等の大人の事情があったのかもしれませんが、もう少し何とかならなかったのかなと思ってしまいます。サンチャゴの役者さんはイメージに近く非常に感じが出ていただけに残念です。でもこの作品はたとえCGを駆使して撮ったとしても良いものになる訳ではなく映像化には不向きな作品なのだと思います。
|
|
ミスター・グレイ さんの 最近のクチコミ・感想
老人と海(1958)のレビュー一覧を見る
|