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タイトル名 |
あの頃、君を追いかけた(2018) |
レビュワー |
映画の奴隷さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2023-01-05 13:01:21 |
変更日時 |
2023-01-05 13:26:57 |
レビュー内容 |
この映画を観ると、アレだ。 きっと…胸の奥にある想いに気付く。
それは現実に好きだった人。
――そして…齋藤飛鳥。
彼女の卒業を考えて切なくなった。 んで、久しぶりに観たんだけど…
やっぱり胸が痛ってぇ―――っ!
ああ、早瀬真愛(齋藤飛鳥)の可愛さよ…。 そして、世の中の理不尽さよ。
それ故に不自然な世界…取り戻せない時間。 掛け間違えたボタン… そして、その連鎖で世界が構築されてゆく。 だから、愛しいのかも知れない…きっと。
人にはきっと恋愛がある…もしくは、あった筈。 劇中で浩介が、真愛に言う「パラレルワールド」も。
人を好きになっても、上手く行かない事がある。 悲惨な事になって、ただ傷つけあう事も…。 でも、傷付いても…何故か人を好きになってしまう。
好きだった恋愛があった。 そして、今も彼女の笑顔が頭に浮かぶ。
――元気だろうか?
――笑顔だろうか?
――幸せになってるだろうか?
自分より彼女の事ばかりを考える。
真夜中に外を走ってて、ふと彼女の家の近くと気付く。 そのまま家に行き、窓を見て笑顔になった。
「もう、寝たかな?」
今の時代なら、間違いなくストーカーと言われるかも知れない事も、あの時代はしていた。
ただ、自分だけの為じゃない。 理由は彼女が好きで好きで仕方なかったからだ。
道で逢って話をする時にはカッコつけてた俺だけど、心の中では、ずっと微笑んでいた。 嬉しくて嬉しくて、もう仕方なかった。
中学を卒業し…逢わなくなった。 アホウな連れと遊び、女を追いかけて過ごした日々… でも、どんな女と絡んでも、常に君の事ばかり考えてた。
そして、自分の夢の道に進もうとした。
東京に向かった切っ掛けは、電車で君と会った時。 笑顔で話して、可愛いままの君。 けど、時間が進み…色んな経験があって、その君になったのだろう。
俺は東京に行く事をその時に決めた。 勝手にフラレて、勝手に前を見たつもりになった。
あれから何10年経っただろう…? 君の事を、こんなオッサンになっても思う。
――元気だろうか?
――笑顔だろうか?
――幸せになってくれてるだろうか?
今も、彼女の事を考える。
パラレルワールドがあったら。 いや、それは必ずある…少なくとも俺の中に。
別の方向にお互いの人生が進み… もう、俺の勝手な想いだけど…胸には君は居る。
ただ、分かった事はある。
あの時は楽しかったし、日々は幸せだった。 君が笑ってくれるなら…と、俺は何にでも成れた。
愛した人は幸せになって欲しい。
あの頃、君を追いかけた…
本当に追いかけた。
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*
ああ、アカン。 何度観ても、この映画は泣いてしまう。 映画を通じて自分への共感だな、こりゃ。
でも、それでも良いわ。
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