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タイトル名 |
オーシャン・オブ・ファイヤー |
レビュワー |
映画の奴隷さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-10-30 11:57:11 |
変更日時 |
2007-06-04 15:35:45 |
レビュー内容 |
最初30分でダンス・ウィズ・ウルブスふうの史実ドラマなのかなーと思った。 俺が見出したテーマは「解放」…コレ! 自由の象徴ムスタング(野生馬)原題にもなってる「ヒダルゴ」って馬。 白人の仮面で自らの素性をひた隠す孤高のカウボーイ「フランク」が主人公。 この2人(あえて人)の友情が軸になって物語は進む。 が、フランクは冒頭でスー族の虐殺を眼にし自暴自棄の毎日を過ごす事に。 この時点で俺のハートをガッチリと鷲掴み。 あしたのジョーに始まる精神的に落ちぶれた男の空気感が堪らない。 そしてヒダルゴと共に地獄の熱砂レース通称「オーシャン・オブ・ファイヤー」に。 アラビアに上陸してすぐ黒人奴隷の進行に彼らは出遭う。 手足を拘束され自由を奪われた彼らの姿がフランクにスー族を思わせるのか? そして灼熱のレースの中、色んな物語が交差する。 物語最後に民族的な垣根を解放しフランクと分かり合う「王」 自由を求め自らを解放しようとする「王の娘」 欲望を解放し手段を選ばない「英国婦人」 さまざまな困難を乗り越えてゴール直前に2人は挫折する。 英国婦人の卑劣な罠で手負いとなったヒダルゴ…そして疲労困憊のフランク。 傷つき倒れ…動けないヒダルゴに銃を向けて最後を覚悟した。 その時…強敵である純血なアラビア馬に乗った王族がフランクに言う。 「お前が負けるのは神のさだめた運命だ」と。 失意のフランク。 …が、立ち上がるヒダルゴ。 物言わない馬ヒダルゴ…いや、解ってる!お前は確かにこう言っていた。 「あ?誰が動けないって?…寝てただけだぜ…オメーらが遅いからさ…?」 俺様ちゃん、このシーンで侠泣き! 対峙する2馬を尻眼に英国婦人の馬が追い抜いてゆく。 己のプライドを賭けたレースの第3幕(根拠なし)は切って落とされた! 3馬の疾走は手に汗握る!鼻血を噴出しながらも疾走するヒダルゴ! マジで涙が止まら無ェ!止める気も無ェ! レース結果は当然アレだが、順位よりも感動したシーンの応酬!感動の嵐!感動の洪水!感動の隕石!そうだ、フランクは魂を解放した! ゴールの先にある自由の象徴、海。 そこへ走り抜けていく!アラブ人も黒人も白人も… 全てを開放しオーシャンに自由の凱歌を掲げる! そして感動のラスト。本物の解放を得る、本物の友情の名の下に! |
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