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タイトル名 |
嫌われ松子の一生 |
レビュワー |
SOSさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-07-27 05:09:46 |
変更日時 |
2007-06-07 04:22:20 |
レビュー内容 |
深みに欠ける印象を受けた。それはポップな映像のせいだと思ってた。 あれだけ明るくて現実離れした映像ばかりだと、 人がどれだけ悲しいとかわかりにくくなるから。
でもそれは違うことにさっき気づいた。内容を薄っぺらい印象にしてるのは、 松子の甥らの過剰説明。 「松子が最後に住み家に選んだ場所の近くにある川は、松子の実家の近くにある川と似てるんだよ」とか、「誰にももう想い出に触れて欲しくなくて、人と距離をおける場所を住み家としたんだよ」等々。 特に、柴咲コウの「人間の価値って人に何をしてもらったのかじゃなくて、何をしてあげたかなんだよね?」っていう台詞は要らないんじゃ。 そういうことって説明しないほうが、観客自身が色々考えて、逆に観客の心に刻まれるものがあると思うんだけどなぁ。
ここまで書いておきながらなんですが、結局は楽しめました。制作陣の皆さん、本当にありがとうございました。 |
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