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タイトル名 |
素晴らしき哉、人生!(1946) |
レビュワー |
Jumpさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2005-11-02 22:01:36 |
変更日時 |
2005-12-28 16:21:14 |
レビュー内容 |
天使が主人公に「もしも彼が存在していなかったら・・・」という世界を体験させる、もしもボックス的展開なわけですが、コレちょっとへそ曲がりな見方をしてしまいました。 本当にジョージは違う世界に行ったのか?本当は彼を助けたい街の人達が集まって、大芝居を討ったんじゃないか!?とも思ったんです。 もちろん天使が彼の多くのことを知っていたり、血が止まったり(笑)、飲み屋の名前が変わっていたり、突然雪が止んだり、降ってきたり・・・と、この映画では間違いなく天使の仕業としてストーリーが進行しますが、天使は自殺をくい止めたに過ぎず(それも特に天使らしいことをしたわけではなく)、ラストで主人公に幸せと希望を与えるのは現実の人間・仲間達なわけです。これはただのファンタジーではなく、天使なんかいなくても人間の仲間を想う力で奇蹟は起こせるんだってことだと感じました。 個人的に天使が落ちこぼれである理由はそこにある気がします。
またこの映画に関して、悪人が罰せられていない!という主旨の意見を耳にしますけど、もちろんこの場合罰せられて当然のような気もしますが、そういった人間の没落していく姿を見せずに、結末にはあくまで幸せとか希望といった膨大なプラスのエネルギーを目一杯見せてくれるところがこの映画のイイところなんだと思います。ポッターは別にあのまま悪事がバレなかったわけではなく、結局その後罰せられたのかもしれません。でもそんなもの見せて何が楽しいの?っていうことなんじゃないでしょうか。
それにこういったストレート直球ど真ん中型の感動ストーリーに真っ正面から感動できるっていうのはやっぱり幸せなことなんじゃないかと思います。単純ですけど観終えると素直に、「友達っていいな。大事にしなきゃな。」って大切なことを改めて思い出させてくれました。 |
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