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タイトル名 |
チャンプ(1979) |
レビュワー |
Roxyさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2005-11-07 13:20:10 |
変更日時 |
2005-11-07 14:34:10 |
レビュー内容 |
何度観ても,人前で泣くのは恥ずかしいと何回自分に言い聞かせても,泣けてくる。フェイ・ダナウェイ演じる母親が余計に思えるほど,父と子のありようが濃密すぎて,ただただ涙が出る。この悲しみは息子T・Jの父親を失った悲しみとは少し違う。幼い息子に一途に敬慕され,寄り添われる父親はそれらに応えようと生命をかけ,苦労の果てにようやく栄光を手に入れた途端に死ななければならない。辛かった道程を振り返る間もなく,息子と別れなければならない。その心中はいかばかりか。どれほど無念なことか。それを思うと,ひたすら泣けてしまう。T・Jと同じく叫びたい。「チャンプは死んでない!寝ているだけだ。疲れて寝ているだけなんだ…だから起きてよ,チャンプ!早く起きてよ!」あ〜,もうだめ。 |
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