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タイトル名 |
ジェリー |
レビュワー |
パブロン中毒さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2005-12-31 20:34:58 |
変更日時 |
2006-01-01 14:48:48 |
レビュー内容 |
冒頭から8分間セリフモもテロップもない。8分も。ここで観客は「挑発されてる」と思う。それが当然ですな。私もいろいろ少ない脳みそ使ってはみましたけど。「-less]みたいなオチなのか?とか。そこで私説を述べます。彼らは「ある地点」に到達することを目的に「Wilderness Road」へ入って行ってる。マットのほうは、以前その地点に行ったことがあり、アフレック弟は無い。マットは「どのルートから行っても一緒だ」というので、少なくとも2種類以上のルートから到達したことがあるようだ。しかし、そこに何があるのか、ただ景色のいい場所なのか、それが示されない。ということは「到達そのもの」が目的と考えられる。水も食料も携帯電話も持たずにハイキング。そして、会話の内容はクロスワードパズルのTV番組のことと、込み入ったTVゲームの成り行きのことのみ。どっちもTV画面の中のことだ。この現実感のなさ。わざわざ「Wilderness Road」という看板があるのはなぜなのか。「ここからゲームですよ」という意味であろう。そして飲まず食わずで何十時間も歩き続けるというリアリティのなさ、彼らが「のどがかわいた」とは言うが「腹が減った」と言わないこと、「方角」のことばっかり言っていること。ジェリーは「3Dのゲーム」の中にいるのだ。マットは以前に何度もクリアしたゲームにアフレックを連れてきてみたってとこで、アフレックはゲームのキャラもしくはオンラインゲームの相棒で、「もうダメだ」といってしきりに何かを促している。「ゲームを途中でギブアップしよう」である。でもマットはまだその気がなかったのでギブされるのを止めるために×××。会話がなくて、もくもくと「A地点」から「B地点」へ移動してるように見えるのもゲームぽい。最後のほうで、「じりっじりっ」としか歩けなくなってるのも、ゲームでヒットポイントが少なくなった感じに似てる。「30時間北北西に歩いた」とかいうのも、「97年間統治してた」というゲームの話と同じように、「ゲーム時間」での「30時間」でしょう。「途中でギブしたゲーム」に哀愁を感じて映像化してみたんでしょうか。こんなゲームあってもやりたくないけど、最初の方の会話の内容から考えるとこんな回答しか出てこない。 |
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