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タイトル名 |
Jの悲劇 |
レビュワー |
パブロン中毒さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-11-24 20:05:30 |
変更日時 |
2008-11-24 20:05:30 |
レビュー内容 |
これは…イギリスで作ったからこそ「ワケわからないが何か意味ありげに深そうなかんじ」をまとわせることに成功していますが、アメリカでB級作品として作られたならば、いっぺんに化けの皮がはがれ…「ゲイで変態のストーカーにつきまとわれるサスペンス映画だろ?」と、誰も何も迷わなかったことでしょう。 大した話ではないのだ。それを、ダニエル・クレイグだのサマンサ・モートンだのビル・ナイだのといった「無駄に意味ありげ」な俳優たちを使ったために、こんなことになってしまっただけ。 というところで、「大したことのない話をよくここまで仕上げるなあ」という逆の感想もまた、有り得ます。 だいたいが、サマンサ・モートンの彫刻家と教授のダニエル・クレイグの関係にしてからが、「過去の結婚生活に懲りて、プリプリの若い女と同棲するだけの無責任状態に満足している中年インテリ」が「真剣に将来のことを考えて結婚してほしいと思ってる若い女」にプレッシャーかけられているというだけのよくある状態じゃないですかあ。 それをだな、「彫刻」とか「文学」とか意味ありげなものを配して高尚に見せようとしているだけ。 実を言うと、私はかな~り途中まで「これは、ジェイコブオチでは。そうでなければ収集がつかないではないか。」と期待して見ていたのです。使い古されたオチであっても、「気球」と来て、「死体」とくれば、期待してしまうのも無理はない。なので、とても裏切られた気分でした。この作品に関しては、ぜひともジェイコブで落として欲しかったものだ。 |
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