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タイトル名 |
オーロラの彼方へ |
レビュワー |
パブロン中毒さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2009-01-07 13:39:44 |
変更日時 |
2009-01-07 14:04:06 |
レビュー内容 |
「誰の」かは知らないがまちがいなく「作り手の中の誰かの」思い入れでできた作品なのではないかと思う。 そして私はこのごろ思うのですが、「個人的な思い入れ」を嬉しがって映画に挿入したりすると必ず失敗する。「個人的な思い入れ」を見せられて嬉しいのはどういう場合かというと、それが「ジョン・レノンの思い入れ」とか「エミネムの思い入れ」とか、思い入れている人物そのものが「大衆の思い入れ」の対象に成り得る場合だけでしょう。 1969年のさまざまな出来事にしても、自転車の練習やメジャーリーグの試合結果や父親の突然死にしても、ここでは結局「作り手の誰かの思い入れ」もしくは複数の人物の思い入れのツギハギ、にしかなってないのです。 なので、作品としてはパッとしないです。冒頭のラジオで看護婦連続殺人のニュースを聞いた時点で、その後の展開がある程度読めてしまうという安易さだ。ジム・カヴィーゼルがダメだというのもありますけど。 悲しそうな顔の俳優、ということで選んだのでしょうが、コイツを出すためにエリザベス・ミッチェルの髪と目をわざわざダークにしなければならなくなってしまい、しかしそうまでして出すほどではなかった。 こいつは悲しそうな顔をしているばっかりで、ほかには何もできなさそうな男に見えるのです。「シン・レッド・ライン」ではそれなりだったが、たぶんカヴィーゼルは使いにくい俳優だと思います。 次々に過去と現在を変えていってハッピーエンドで終わる、というのも、ああ誰かの思い入れなんですね~というふうに私は思う。でも、普通はこの話だったらパパはどうしても死ななければ済まないと思うけどね。凡作以下。 |
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