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タイトル名 |
ボルベール/帰郷 |
レビュワー |
パブロン中毒さん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2009-02-28 19:36:29 |
変更日時 |
2009-02-28 19:36:29 |
レビュー内容 |
娘の股間にエロい視線を送る義父…というところで、なんというか、あんまりまじめに見る気が失せてしまいました。 といっても、これが作品の最初のほうですから、そのあとはあんまり「見た」とはいえないかもしれません。画面から顔をそむけたり、早送りしたりしていましたから。 ペネロペ・クルスという苦手女優(個人的に)が出ずっぱりというだけでツラい映画ですが、アルモドバルですからいちおう見ておかねば。という不純な動機がいけないのだろうか。 もし、主演女優が別の人だったとしたら、もう少しまともに見たとは思います。 が、「娘の股間にエロい視線を送る義父」…もうこういうのはいいと思うんですけど。 親子2代にわたって父親に虐待されるという、陳腐な、ああ陳腐なネタというのはいったいどっから出てくるわけですか。女性は性的に傷つけられやすいとか、無防備だとか、そういうことが原因で人生が大きく変わってしまうということを強調したいんでしょうか。 だからもうそういうのはいいです。もういいと私は思います。 そういうマターを出してきて、「それでもたくましく生きる女性ってすごい」と思わせようなどとは三文芝居。男性はどうだか知らないが、もはやそんなものにだまされません。 もっとフツーの、フツーに近いネタで勝負してほしいと思いますアルモさんは。 だいたい「女性の生命力」なんてものは、半分以上は男の幻想(というか願望または畏怖)にすぎないかもしれないと思いませんか。女性はみんな生活力に長けてたくましくなければいけないのでしょうか。 「実父に犯されても」「夫の死体を隠しても」それでも産んで生きるわとにかく~というのが彼の思う「女性」のようです。でもそんな女ばっかだと思わないでもらいたいですね。 |
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