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タイトル名 |
ワールド・オブ・ライズ |
レビュワー |
パブロン中毒さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2011-11-14 00:47:32 |
変更日時 |
2011-11-14 00:47:51 |
レビュー内容 |
最初のほうはなんとなく「ブラックホークダウン」の続きっぽい感じがしたのだが。 リドリー・スコットは社会派映画(いちおうそういうジャンルーがあるとして)には向いていないのだなあと再確認したようなことで。 ブラックホークダウンは傑作でした。出来事に対してジャッジをしないということで。 しかしここまで作り手の主張が強く出るものは彼には向いていない。 リドリー・スコットのビジュアルと帝国主義批判は合わない。 というかビジュアルを提供するなら批判精神は必要ない。 さてあまりにもつまらないので勝手に別オチを考えてしまったほどだ。 それは、 「フェリックスは実はアラブ系アメリカ人で、ディカプリオ演じる姿はあくまでも〝自己認識上の己の姿〟であり、本当は浅黒い肌に黒い髪を持つ。 フェリックスが中東に派遣されているのはそのためなのだが、任務の関係上、アメリカ人としての自己認識が肥大しすぎて他人の目に映る自分を忘れている。ハニに信用されたのもアイーシャが好意を抱いて自宅に招いてくれたのも見た目がアラブ人だからであった。 自分の写真を見ても〝白人男性〟としか認識できないほど病んでしまったフェリックスに対し、最後のほうで、ホフマンが〝自分の姿をよく見てみろ〟と鏡の前に連れて行くが、自己認識とそぐわない姿は断片的にしか見えない。が、中東での出来事がフラッシュバックで蘇り、自分のアイデンティティを思い出す」…みたいなん。サイコサスペンスっす。 ちょっと「ビューティフルマインド」ぽいですが、「結末は絶対に話さないでください」ということでけっこうイケるんじゃないかな~。 |
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